asp.net 2.0 開始

asp.net2.0 開始

  • .aspxのプログラムファイルの内部は次の3つのブロックから構成される。
    1. 利用する開発言語を指定する、ページディレクティブ。
    2. アプリケーションロジックを実装する、ASP.NET処理ブロック。
    3. クライアントに返すHTMLの雛形を定義する、HTMLデザインブロック。
  • ASP.NETランタイムは、.aspxファイルからWebUIコントロールツリーを経由して、クライアントに返すHTMLデータを作成する。
    1. HTMLデザインブロックから、WebコントロールかやHTMLコントロールを用いたWebUIコントロールツリーが生成される。
    2. ASP.NET処理ブロックのイベントハンドラからWebUIコントロールツリーが操作される。
    3. その後、WebUIコントロールツリーからHTMLデータが出力される。
  • ASP.NETでは、対話型業務アプリケーションのデータ送信モデルとして、ポストバックが採用されている。
    1. 画面遷移を持ったアプリケーションであっても、入力フォームから投入されたデータは、いったん同一Webページ(.aspxファイル)へ送信(ポストバック)される。
    2. これにより、従来のWeb開発記述が抱えていた各種の設計問題が解消される。
    3. ASP.NETランタイムを利用する場合には、このポストバックの利用が義務付けられている。
  • ポストバックの注意
    1. ASP.NET2.0ランタイムには、クロスページポストバックと呼ばれる、次ページに対してポストバックデータを直接送信する機能が追加されたが、通常はこの機能は利用しない。
    2. WebコントロールのAutoPostBackは極力使用しない。
  • ViewStateオブジェクトとSessionオブジェクトの使い分け
    1. Sessionオブジェクトは、セキュリティを要するデータ、および画面間で引継ぐデータを格納する際に利用する。
    2. ViewStateオブジェクトは、特定画面内のみで利用する一時的なセキュリティ不要のデータを格納する際に利用する。